舞台あいさつに登場した成海璃子さん(左)と松山ケンイチさん
公開され、東京・渋谷の渋谷シネマライズで、
成海さんと共演の松山ケンイチさん(22)らが舞台あいさつに登場。
成海さんは「音の深いところを感じられる素晴らしい作品です」とアピールした。
「神童」は98年に「漫画アクション」(双葉社)に連載された、
さそうあきらさんのマンガ。
言葉をおぼえる前に楽譜が読めた天才ピアニストの少女・成瀬うたと音大を目指す浪人生わおとの音楽を通じた心の交流を描いている。
うた役を「瑠璃の島」、「1リットルの涙」で注目された成海さんが、
わお役を映画「デスノート」「男たちの大和 YAMATO」で注目された松山さんが演じている。
自身も5歳からピアノを習っていたという成海さんは「練習が嫌でやめてしまったので、
ブランクがあって大変でした」といいながら、
撮影に3日間かかったクライマックスの演奏シーンに「大変だったけど、
達成感がありました」と苦労話を披露した。
萩生田監督は、松山さんが顔合わせのとき、
「チェックのダサイシャツを着ていて、
思わず『どうしたんですか?』って聞いちゃいました」と“暴露”。
松山さんは「浪人生なんで、これしかない!と思って着ていったのに、
どん引きされちゃって……」と恥ずかしそうに話していた。【西村綾乃】